一般に「帝釈天」の名で有名な題経寺。柴又七福神のうち、「毘沙門天」を祭っており、勝負事や幸福、金運や下院、商売繁盛に御利益があるとされています。長いこと行方不明だった日蓮上人が自ら刻んだと言われる仏教の守護神「帝釈天」の板木が発見されたことから、お寺そのものが「帝釈天」の名で親しまれるようになりました。

正式名称は「経栄山題経寺」で、日蓮宗の寺院です。1629年、中山法華経寺第19世の禅那院日忠および題経院日栄の二人の僧によって創建されました。その後住職の亨貞院日敬(こうていいんにっきょう)による本堂修復に際し、紛失していたと思われていた日蓮聖人自刻の帝釈天像の板木を1779年に梁の上から発見。その日が庚申(かのえ・さる)の日であったことから、60日に一度の庚申の日が縁日となりました。その後、日敬が自ら板本尊を背負って江戸の町を歩くと、天明の大飢饉に苦しむ人々の間で不思議な効果があると評判がたち、柴又帝釈天への信仰が広まっていったと言われています。映画『男はつらいよ』の寅さんで有名な門前町が形成されるのもこの時代からです。
七福神
毘沙門天様
毘沙門天様はインド・ヒンドゥー教の財宝の神・クベーラ(又はクビラ)神がルーツで、そのサンスクリット語での呼び方「ヴァイシュヴァナ」の音に合わせた中国語表記が「毘沙門」となり、日本ではそこに神様を表す「天」をつけて「毘沙門天」と呼ばれるようになったと言われています。題経寺の毘沙門天像は本尊の横に祀られていますが、残念ながら写真撮影は禁止となっています。
毘沙門天様は、もとはインドの戦いの神様で、勝負事に御利益があるとされています。別称は「多聞天」で、ヒンドゥー教から仏教に取り入れられた東西南北の四方を守る四天王のうち北方の守護神にあたります。財福を生む宝棒(鉾)を右手、除災招福の宝塔を左手に持っています。
ご利益
大願成就・財運隆昌
称号
山号 経栄山
寺号 題経寺
宗派 日蓮宗
彫刻ギャラリー

帝釈堂の奥側の外壁は、法華経の説話を題材とした「法華経説話彫刻」が施されており、建物全体がガラスに囲まれています。堂の入り口より入場することで間近で見ることができます(有料)
彫刻ギャラリー拝観料:大人400円、子供(小・中学生)200円
(一緒に庭園も見られます)
敷地内風景





問い合わせ先・アクセス
所在地 東京都葛飾区柴又7-10-3
電話番号 03-3657-2886
交通アクセス 京成線柴又駅 徒歩 3分
開門時間 午前5時~午後8時
彫刻ギャラリー・庭園拝観時間 午前9時~午後4時
御開帳の期間
1月1日から1月7日



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